めんどうなことはせずにとにかくTeX環境をOSX上に構築したい人向けです。OSX10.5(Leopald)にMacPort環境を構築していて既に、CarbonEmacsを使っている前提で書いています。
もしも、以前にteTeXやpTeXなどをインストールしようとしていた場合はすべてアンインストールしておいてください。残っているとインストール途中にエラーが発生します。
インストール
portも最新になるようにsudo port selfupgradeしておきます。
pTexをインストールします。かなり時間がかかります。
sudo port install pTeX +hiragino +otf +utf8 +motif +macosx
TeXShopをダウンロードしdmgをバインドし、アプリケーションにコピーしてインストールします。
TexShopを起動して、環境設定を開きます。
「設定プロファイル」からTexShop標準を選択し標準のプロファイルをロードします。
「エンコーディング」をUTF-8に変更します。
「プレビュー」タブの「外部エディタ」「プレビューの自動更新」にチェックを入れます。
「内部設定」タブの「パス設定」(pdf)、Distiller(Ghostscript)両方を/opt/local/binに変更します。
「TeX + dvips + distiller」の「TeXプログラム」を~/Library/TeXShop/bin/ptex2pdf-utf8に変更します。
下の「LaTexプログラム」を~/Library/TeXShop/bin/platex2pdf-utf8にします。
「タイプセット」タブを開いて「ディフォルトのスクリプト」を「TeX + Ghostscript」に変更します。
ターミナルを開いて
$ cp ~/Library/TeXShop/bin/ptex2pdf-euc ~/Library/TeXShop/bin/ptex2pdf-utf8 $ cp ~/Library/TeXShop/bin/platex2pdf-euc ~/Library/TeXShop/bin/platex2pdf-utf8
と入力します。
TexShopを再起動します。
TexShopで動作確認
TeXShopが起動したら、テキスト入力画面に
\documentclass[12pt]{jarticle}
\begin{document}
\title{タイトル}
\author{テスト}
\date{\today}
\maketitle
ハローLaTeX
\end{document}
と入力し、保存します。上部にある「タイプセット」をクリックすると、TeXがコンパイルされPDFが表示されます。
Emacs+YaTeX設定
Emacsを起動し、「Help」-「Carbon Emacs Package」-「Net-Install」-「YaTeX」を選択し、YaTeXをインストールします。
~/.emacs.elに次の行を追加します。
;;Tex (setq auto-mode-alist (cons (cons "\\.tex$" 'yatex-mode) auto-mode-alist)) (autoload 'yatex-mode "yatex" "Yet Another LaTeX mode" t) (setq tex-command "~/Library/TeXShop/bin/platex2pdf-utf8" dvi2-command "open -a TexShop")
emacsを起動し、hellotex.texファイルを作成します。
先ほどと同じように
\documentclass[12pt]{jarticle}
\begin{document}
\title{タイトル}
\author{テスト}
\date{\today}
\maketitle
ハローLaTeX
\end{document}
と入力し保存します。
C-t jでコンパイルした後、C-t pでプレビューができることを確認してください。
YaTexには様々な便利な機能がありますので「YaTeX World」の野鳥入門を一通り試してみるとよいでしょう。
texファイルの変更後はC-t jでコンパイルし、プレビュー画面に移動することで自動更新してくれますが、バックグラウンドで再読み込みしたい場合はSKIMがよさそうです。
SKIMをダウンロードして、インストール。「Preference」の「Sync」タブの「Check for file changes」にチェックを入れ、「PDF-TeX Sync support」の「Preset:」から「Emacs」を選択します。
~/.emacs.elのdvi2-command “open -a TexShop”をdvi2-command “open -a Skim”に変更します。
これでC-t jするだけでバックグラウンドでPDFを更新してくれるようになります。
※追記
OMakeをつかって自動コンパイル
OMakeを使うことで、texファイルが更新される度に自動的にコンパイルさせることができます。
OMakeをインストール
sudo port install omake
texファイルを作成しているディレクトリに移動して、omake設定します。
omake --install
OMakefile と OMakerootが出来上がるので、OMakefileを次のように編集します。ここではbook1.texというファイル名の場合の設定です。
LATEX = platex DVIPDFM = dvipdfmx DVIPDFMFLAGS = -p a4 LaTeXDocument(book1, book1) .DEFAULT: book1.pdf book1.dvi
ここまでできれば、
omake -P --verbose
を実行します。あとはEmacsなどで変更中のtexファイルを保存するだけで、自動的にコンパイルされます。上のSKIMを使っている場合は保存するだけで、PDFが更新されます。
参考
- Beginning OS X: http://osx.miko.org/index.php/Beginning_OS_X_10.4/%E3%82%A2%E3%83%97%E3%83%AA%E5%B0%8E%E5%85%A5%E7%B7%A8
- OMake つかって LaTeX コンパイルしたら簡単すぎて身長が5cm伸びた: http://d.hatena.ne.jp/hayamiz/20081208/1228727272

